こんにちは。ぼんやりスズメです。
先日、実家に行き、両親と昼食を共にしてきました。
実家の中に入ったのはかれこれ1年半ぶりくらいです。
(ずっと玄関先で用を済ませ、そのまま帰っていました。)
久しぶりに足を踏み入れてみるとリビングのソファーの配置が少し変わっていました。
動線を見直したようです。
それから、いろんなところに母の手書きの紙が貼ってありました。
忘れやすい父への覚え書き用の張り紙です。まぁ注意書きともいえます(笑)
このコロナ禍で色んな工夫をしながら暮らしていた様子が見て取れました。
そんな中、以前からずっと変わらないのが母の習性(?)です。
それは私が訪問すると、帰り際に何かしらを持たせてくれようとすること。
主に手作りしたお総菜で、他には買い置いた調味料、お菓子などなど。
だいたいが食べ物関係です。
手作りしてくれるものとしては、五目おこわ、ポテトサラダ、きんぴらごぼう、煮物類。謎の創作料理も多々あり(^0^;)
でもここのところ、渋いラインナップに落ち着いてきました。
今回はそこらへんの変化を、書き留めておこうと思います。
我が家の備忘録という感じですが、もしよろしければおつきあいください。
- 持たせてあげたい母 疲れさせたくない娘
- 母が選んだ「娘に持たせる最近の定番」はこの3つ
- 母が持たせてくれる軽いもの代表 小松製菓「落花南部」
- 母が持たせてくれる食材代表「干し椎茸」
- 母が持たせてくれる不変のもの「ぬか漬け」
- むすび
持たせてあげたい母 疲れさせたくない娘
母はここ数年で腰が悪くなり、それが原因で不調なことが多くなりました。
そのうえ、この1,2年は認知症の父のことを見守ることで疲れています。
それでも娘が来るとなると、何かしら持たせてあげたいという気持ちは健在です。
「娘といっても、50を過ぎたおばさんなんだけどねぇ・・・」
ほんとにそうですよね。
ちょっとおかしく、同時にありがたく思います。
ただ、根つめて料理をすることがしんどくなっているようです。
はたから見てもわかります。
なので「疲れている体にムチ打ってまで、私に持たせるための料理をしないでほしい。」とずっと頼んでいました。
でも「簡単なものしか作らないから大丈夫」と行動を変えようとしません。
「料理を作る時間を、座ってゆっくり話す時間にまわしてほしい。」
と言ってみてもダメです。
下準備は終えているものの、最後の仕上げは娘が来訪しているタイミングで始めるので、結局、ゆっくり話す時間がなかったりするのです。
そこでこんなふうに言ってみました。
「私もいい歳だから、重い物(大量の料理)を運ぶのがしんどくなってきた。
(軽い)食材の方をもらっていこうかな。」
これは母の気持ちに折り合いをつけた提案になったようで、納得してくれました。
母が選んだ「娘に持たせる最近の定番」はこの3つ
娘に持たせるもの=「軽いもの」あるいは「料理したものでなく食材」。
という視点で考えるようになった母。
その結果、定番は下記のものとなりました。
母が持たせてくれる軽いもの代表 小松製菓「落花南部」
シンプルな素材で焼き上げられた南部煎餅。たっぷりの落花生がアクセント。
サクサクとした軽い噛み応え。素朴な美味しさがクセになるお菓子です。
もともと両親が気に入って、小腹が空いた時によく食べていたそうです。
「美味しい。落花生は体にもいい。何より軽い!!」ということで、常に持たせてくれるものとなりました。(たくさん)
落花生についてよく知らなかったのでこれを機に調べてみました
殻が付いた状態を「落花生」、殻や薄皮をむいたものを「ピーナッツ」と呼ぶんですね。今さらながら知りました。
それから、落花生は脂質が多いけど、オレイン酸やリノール酸、ビタミンEと良質な脂質が豊富だそう。
摂り過ぎはいけませんが血液をサラサラにしてくれる効果があるのだとか。
ただし高カロリーなので、摂取量の目安は一日20粒程だそうで・・・。
ちなみに落花南部は、割るとこんな感じで落花生が入ってます。
1日1枚程度食べるぶんには、両親たちにも、私達夫婦にも良さそうです。
母が持たせてくれる食材代表「干し椎茸」
母はよく干し椎茸を使った料理を作ってくれていました。
五目おこわの具にしたり、そのまま甘辛く煮て箸休めにすることが多かったです。
栄養価が高い食材だから娘に食べさせたい、という思いでせっせと料理しては持たせてくれていたのですが、それなりに手間はかかります。
なので、調理はやめてもらい、そのかわりに干し椎茸そのものをもらうことで話がつきました。
そうそう。干し椎茸はビタミンDが豊富だとは聞いていましたが、血圧を下げる働きが期待できるエリタデンという成分も含まれているそう。
高血圧の私にはぴったりな食材です。
もらった干し椎茸でひとしな作ってみました
母からの教えを守り、3日ほどかけて水で戻してから調理しています。
ゆっくりと戻すことと、甘めに煮るのがぷりぷりとおいしく仕上げるポイントだそう。
(今はあんまり干し椎茸を使って料理する方はいないのかもしれませんね。)
左 母からもらってきた袋入りの干し椎茸。
右 もらった干し椎茸で作った一品。
干し椎茸を甘く煮たものに、すりごまをたっぷりと和えたもの。
箸休めにいいですが、ご飯や酢飯にのっけて海苔で巻いて食べても美味しいです。
母が持たせてくれる不変のもの「ぬか漬け」
これは、軽くもなく、食材でもないのですが・・・。
母曰く、これだけは「死ぬまで」自家製にこだわるそうです笑。
なぜなら私の夫が「美味しいですっっ!おかあさん!!」と絶賛してくれるから。
(芸術的に美味しい時と、あれれ??な時がありますが常に喜んでくれる夫に感謝です。)
ちなみに、長年にわたり、ぬか漬け好きな夫婦に大量に持たせてくれていましたが、私達も食べきるのが大変になってきました。
そこで、感謝の気持ちを込めつつ、娘は高血圧である事を強調した結果、最近ようやく量が減らされました。
むすび
昔から実家に寄ると、帰り際にはなんやかんやと持たせてるくれる母でした。
独身の頃は、栄養が足りないのでは?という思いから。
結婚してからは、帰宅してからの私の家事が半減するように。という思いから。
母の気持ちはとてもありがたいと思ってはいました。
ただ若い頃はこんな悩みがあったのも正直なところ。
- 大量すぎて食べきれない(特に謎の創作料理は微妙なお味のことが多く、食べきるのが大変なこともあった)
- 運ぶのが重い(いつも電車での往復なので)
- 汁がこぼれたり 匂いもしたりで運ぶのに神経を遣う(蓋が閉まらない容器に強引に入れたりするので(;'∀'))
「持って行け!」「持って行かない!」の応戦の末、喧嘩になることも(笑)
そんなこんながありましたが、持たせてもらってはや30年・・・。
こんなに長くもたせてもらえるとは、やはり幸せなことだと思っています。
母には孫がいませんので、何かをやってあげたい、という愛情が、全部娘に向かうのかもしれないなぁ・・と申し訳なく思ったりもします。
実は上記した3品の他に、今もなお、時には「軽い」や「食材」を無視したものを持たせてくれることがあるにはあるのですが、もうブーブー言う歳ではありません。
たとえ重くとも、汁が出ようともありがたいです。
全面的に愛情をいただいていこうと決めています。
長々と失礼しました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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