ぼんやりスズメです。
皆さんには、ソウルフードがありますか?
横浜育ちの私にとっては、崎陽軒のシウマイです。
幼少時から一体どれくらい食べてきたことか。
今も「今日の夕飯、どうしよう? あー もう何も考えられない・・」(疲労度MAX)の時は「崎陽軒のシウマイ弁当」を。
副菜くらいは用意できるかな?(疲労度65%くらい)の時は「崎陽軒の昔ながらのシウマイ」を。という感じで購入。
旅のお供に、というより自宅で食べるものとなっています。
先日も猛暑の中、出先からの帰宅途中、足は自然に崎陽軒のショップへ。
そこで目にしたのが「あのときのシウマイ弁当」。
崎陽軒のシウマイに馴染みのない方には「は??」と思われるかもしれませんね。
普通、シウマイ弁当には、「あのときの」という文言はついていません。
「あのときって、どのときよ?? 」
「あのとき」とは、東京オリンピックが開催された1964年10月10日。
当時の内容を再現したシウマイ弁当なのだとか。
販売期間は7月22日~2021年9月5日(予定)。期間限定商品のようです。
私が生まれる前の、崎陽軒のシウマイ弁当かぁ・・・。
これはもう食べるしかありません。
今回は、崎陽軒の「あの時のシウマイ弁当」のレポート。
後半には私のおすすめ「崎陽軒の昔ながらのシウマイ」のことなど書いてます。
どこかで崎陽軒のシウマイに出逢った時には、思い出していただけたら幸いです。
- 崎陽軒のシウマイとは?
- 「崎陽軒あの時のシウマイ弁当」の中身は?今の「崎陽軒シウマイ弁当」と比べてみた。
- 知っているようでぜんぜん知らなかった崎陽軒のシウマイ弁当のこと
- 崎陽軒はスピッツとコラボしたことがある!!
- 崎陽軒「昔ながらのシウマイ」もぜひお勧めしたい
- むすび
崎陽軒のシウマイとは?
駅弁の代名詞ともいえる崎陽軒の「シウマイ弁当」。
※崎陽軒は「きようけん」と読みます。
1954(昭和29)年以来、変わらぬ人気を保っている横浜の名物弁当です。
東京、神奈川のターミナル駅ならどこでも目にすることができると思います。
ちなみに「シューマイ」ではなく、崎陽軒のものは「シウマイ」表記です。
初代社長の訛りからそういうことになったとか。
ソウルフードでありながら、私は今日までなんの疑いもなく「崎陽軒のシューマイ」と言ってました(;'∀')
崎陽軒のシウマイの特徴とは?
発売以来、味も大きさも基本的に変わっていないそう。
作り方の特徴としては、材料の中に一晩水でもどした干しホタテ貝柱を、戻した水ごと混ぜいれるというところ。
干しホタテ貝柱を調合するのは、冷めても美味しいようにと研究を重ねた結果編み出されたのだそうです。化学調味料などは添加していません。
それから、グリーンピースが上に乗っているのではなく中に練り込んであるのも特徴。
崎陽軒のシウマイは、ギュッと旨味が詰まっているようなおいしさを感じます。
ホタテの貝柱がいい仕事をしているからだ、と神奈川県民の多くは知っています(多分)。
1個・約16.5g。直径3㎝。こぶりです。カレースプーンと並べてみました。
実は小さいのには、理由があります。
揺れる車内でもこぼさぬようひとくちサイズなんだそう。
女性でも5.6コは食べることができるのではないでしょうか。私は食べてます。
「崎陽軒あの時のシウマイ弁当」の中身は?今の「崎陽軒シウマイ弁当」と比べてみた。
まずはお馴染み 今の「崎陽軒 シウマイ弁当」
入っているもの。俵型ご飯(小梅、黒胡麻)昔ながらのシウマイ5個、鶏のからあげ、紅蒲鉾、鮪の照り焼、筍煮、玉子焼き、切り昆布、千切り生姜、アンズ
税込み860円
そしてこちらが「崎陽軒 あのときのシウマイ弁当」
入っているもの。俵型ご飯(小梅、黒胡麻)、昔ながらのシウマイ 4個、白蒲鉾、豚天、きんぴら蓮根、セロリの塩漬け、鮪の漬け焼、筍煮、福神漬け、切り昆布、大根漬物
税込み830円
※取り扱い店舗は、神奈川・東京を中心とした約150店舗
「あのときのシウマイ弁当」と今の「シウマイ弁当」を食べ比べた感想
・パッと見て気づくこと シウマイの数が違う!あのときは4個だったんですね。
・見た目の印象「あのときのシウマイ弁当」の方がちょっと地味かな?
今のシウマイ弁当の方が玉子とアンズ、そして紅蒲鉾のおかげで華やかな感じ。
1964年当時は、まだお弁当に赤や黄、緑の色をとり入れる、という時代ではなかったのかもしれませんね。
・「あのときのシウマイ弁当」ならではおかず 店員さんがこのお弁当の特徴として挙げていたのが「セロリの塩漬け」と「豚天」。
確かに、見た目的にも、お味的にも、このおかずたちが入っていると、私が知ってるシウマイ弁当ではない感じがしました。
セロリの塩漬けは少しおだしを効かせているのかな?やさしいお味でおいしかった。
豚天は薄くスライスした豚肩ロースを天ぷらにしたものだそうですが、あんまり存在感がなかったかも。
・「あのとき」も「今」も変わらずのお味 冷めても美味しいと定評のあるごはん。
いつも不思議なのは、崎陽軒のシウマイ弁当のごはんは、箸が折れそうになるくらいみっちり詰まっていて、とてもかたく感じます。
でも、食べてみるとモチモチとしていて美味しいんです。
なぜだろう?と思っていたら、釜で炊いたものではなく、蒸気で蒸したものを使用しているからだそうです。そして、経木(きょうぎ)を使った折箱にも理由が。
経木は水分調整し冷めてもおいしく食べることができるのだそうです。
「筍煮」。これも「あのとき」も「今」も安定のおいしさ。
ちなみに、砂糖と醤油だけで味付けされてコロコロとした形状の筍煮は、とても人気の高いおかずだそう。過去には、この筍煮を通常の4倍詰めた「ドリーミング筍シウマイ弁当」が期間限定で発売されたことがあり、ファン大喜びだったそうですよ。
・1包装あたりのカロリーを見てみましょう。
「あのときのシウマイ弁当」734kcal。 今の「シウマイ弁当」772kcal。
確かに、今の方がボリューミーな感じがします。シウマイ1個多いですしね。
でもまぁやっぱり、食べ慣れたお味。どちらも美味しかったです笑
知っているようでぜんぜん知らなかった崎陽軒のシウマイ弁当のこと
今回、改めて崎陽軒のシウマイ弁当のことを調べていたら知らなかったことがたくさんでした。そんな中で、特に楽しく思ったことが以下の2つでした。
折箱に巻かれている掛け紙も時代によって変わっている
シウマイ弁当の折箱を包んでいる掛け紙。
横浜の変遷によって、掛け紙に描かれている横浜の街並み(円=水晶の中にシルエットのように描かれています)も変化しています。
写真左側・レモン色が「あのときのシウマイ弁当」の掛け紙。
「当時のデザインをモチーフにした“あのとき”を感じさせる懐かしい特別仕様」なので、1964年当時の様子なのでしょうか。
横浜マリンタワー、氷川丸、ホテルニューグランドなどが描かれているようです。
写真右側・山吹色が今のシウマイ弁当の掛け紙。
横浜ランドマークタワーやパシフィコ横浜、横浜赤レンガ倉庫、横浜ベイブリッジなどが描かれています。こちらは1995年からのデザインだそうです。
いつも早く食べたくて、よく見ないままビリビリと破いていました。反省です。
ひょうちゃんに歴史あり
崎陽軒のシウマイにはひょうたん型の磁器製醤油入れが入れられています。
その名を「ひょうちゃん」。
初代は有名マンガ「フクちゃん」の生みの親である横山隆一氏が原画を描きました。
たくさんの表情を描いていて、いろは48文字にちなんで48種類で誕生。
崎陽軒にとっては大切なキャラクターとなっています。
崎陽軒のレシートにもひょうちゃんマークがついていました。
1988年、崎陽軒創業80周年を記念し、2代目ひょうちゃんが80種類の絵柄で誕生。
描いたのは、イラストレーター・原田治氏。
そういえば、ある時ひょうちゃんの雰囲気が変わったなと思った時がありました。
今から考えると、あのタッチは原田氏が描いたひょうちゃんだったに違いない!!
そうと知っていたら何個か取っておくんだった・・・。
2003年、横浜工場のリニューアルオープンに合わせ、3代目ひょうちゃんとして、横山隆一氏が描いた初代ひょうちゃんの絵柄が復活。
現在も、3代目ひょうちゃん48種(大・小を合わせ96種)が「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」の箱に入っています。
そのほかにも期間限定で、色々なひょうちゃんが登場しています。
例えば、ひょうちゃんが還暦迎えた2015年。
なんと赤いちゃんちゃんこを着た、金色のひょうちゃんが大変珍しい確率で入っていたそうですよ。
とにかく奥が深いひょうちゃん。熱心なコレクターがいるのもわかります。
崎陽軒はスピッツとコラボしたことがある!!
崎陽軒では横浜を盛り上げることを目的として様々な企業や団体とコラボしています。
私が一番印象に残っているコラボ企画はなんといってもスピッツのライブとのコラボ。
2013年の9月に、横浜・赤レンガパーク野外特設会場で開催されたスピッツのライブ「横浜サンセット」では、グッズのひとつとして取り入れられました。
その名も「スピッツシウマイまん」。
崎陽軒のシウマイまんにスピッツの焼き印がしてあります。こんな感じだったそうです。写真ぼやけていてごめんなさい。
当日の会場と、横浜市内のいくつかの店舗で販売されました。予想以上の売上げで、崎陽軒さん、びっくり!だったとか。
話が少し飛びます。
横浜では2021年6月18日、19日に、スピッツのコンサート「SPITZ JAMBOREE TOUR2021 NEW MIKKE 」が開催されました。
- 「メンバーは本番前、昼食(?)に崎陽軒のシウマイ弁当を食べた」
- 「初日に配られたサイン入りメッセージカード。そこに草野さんはご当地イラストとして、ひょうちゃんを描いていた」
という情報を得ています。スピッツ、崎陽軒とつながりがあるんです。
私に全然関係ないけど嬉しい(^▽^)
「スピッツネタは止まらなくなるのでこのへんで」
崎陽軒「昔ながらのシウマイ」もぜひお勧めしたい
シウマイ弁当の食べ比べやっているうちに、こちらの商品のことも書きたくなってしまいました。もうしばらくおつきあいください。
私が幼少時から家庭で食べていたのが、こちらです。「昔ながらのシウマイ」。
シウマイ弁当に入っているシウマイです。
15個入れで620円(税込)。他に6個入れ、30個入れがあります。
今気がつきましたが、包装紙にはシウマイとしか書いていませんね。シンプルです。
我が家は15個入を購入。可愛いく並んでます。開けたら1個はつまみ食いしてしまう。
上の写真では隠れていましたが、右側端に入っていたのがこちら。お手拭きと爪楊枝と辛子と醤油入れ。
ひょうちゃんは、こんなふうに入っています。
先ほどもちょっと書きましたが、ひょうちゃんは、シウマイ弁当には入っていません。
「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」の箱に入っています。
個人的には、崎陽軒のシウマイは「昔ながらのシウマイ」がおすすめです。
崎陽軒のシウマイには、真空パックシウマイ(真空)、「おいしさ長もち 昔ながらのシウマイ(冷蔵)」と、こちらの「昔ながらのシウマイ(常温)」がありますが、私は「昔ながらのシウマイ(常温)」が一番美味しいかな、と思っています。
消費期限が短い(※製造から17時間 但し、12時間以内に冷蔵保存した場合は40時間)というのが難ですが、すぐに食べられない時は、ラップでくるんで冷凍しておき、食べたい時にレンチンして食べる、という手を使っています。
蒸した方が美味しいのかもしれませんが、これでも十分美味しく食べられます。
妹は、お土産に「おいしさ長もち 昔ながらのシウマイ(冷蔵)」を利用することが多いようです。
ちなみに真空パックシウマイは我が家では不評です。
あくまでも個人的な感想ですが、せっかくのおいしさが少々損なわれてしまうような気がします。
むすび
私にとっては、いつも身近に存在している崎陽軒のシウマイ。
なので、かなりひいき目な記事になってしまったかもしれません。
特に、関東圏以外の方には何をいってるのか意味不明なところもあるかもしれません。
でも、もしも、崎陽軒のシウマイ弁当や、崎陽軒の昔ながらのシウマイに出逢う機会がおとずれた際には、「そういえば、ぼんやりスズメが言ってたなぁ」と思い出していただければ嬉しいです。
皆さんのソウルフードについても教えていただけることを楽しみにしています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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