こんにちは。
ぼんやりスズメです。
高齢の父の外出時(主に病院関係です)に付き添うことが増え、思うことがありました。
父は歩くことが大好き。目的地にはいつも歩いて向かいます。杖なしで。
それが父のプライドでもあります。
私は車の運転ができないので、外出時の送迎などをササッとしてあげられません。
付き添い時は一緒に歩いていますので、父の脚力にはとても助けられています。
しかし、そんな父でも少しずつ疲れが見えてきました。
一気に歩けていた距離も、何度か立ち止まったり。スピードが出なくなったり。
そりゃ当然です。まもなく87歳なのですから。
むしろよくぞ今までがんばっていたものです。
そろそろ、徒歩以外の移動手段も取り入れていかないとなぁ。
歩くとしても、なんとか負担を軽くする方法はないものかなぁ。
そんなこんなを考えているうちに冒頭のような思いに行き着き、そして見つけたのがこれです。
「伸縮スツール」。
ちなみに、背もたれがついていない一人用のイスを「スツール」というそうです。
以降、「イス」ではなく「スツール」と書いていきますね。
商品紹介のページには、このように説明されていました。
常々、こんなのがあったらなぁ・・と思っていたポイントが詰まっています。
お値段もお手頃です。
早速購入し試してみたところ、なかなかいい感じ。
ということで、今回は体験レポートです。
もしも同じようなことをお考えの方がいらしたら参考にしていただけたら嬉しいです。
案外、街なかにベンチは見当たらない
父の場合、遠い病院に行く場合だと、徒歩と電車、タクシーで片道40分強程度。
近いクリニックに行く場合だと、片道15分弱くらい歩いています。
道中、水でも飲んで一息つこうか、という時。
あるいは、タクシーを待っている時など。
ここでちょっと腰をかけさせてあげたいんだけどなぁ、と思うことが増えてきました。
一緒に歩くようになって気づいたのですが、気軽に腰をおろせる場所って、少ないものなんですねぇ。
運良くあったとしても、先客がいるケースが多い。
また、タクシーやバスの乗り場などでは、ベンチが置いてあったとしても、並んでいる列から離れたところにあったりする。
(列に並ぶ私から離れた場所に、認知症の父をひとりで座らせておくのは色々と心配です。)
もちろん、少しゆっくりしよう、という時には最寄りのお店に入って一息入れるようにしています。
でも、「今、ここで、ほんの数分腰掛けられたら嬉しいんだけど・・」という場面の方が多かったりします。
「それでこちらのスツールが登場です。」
持ち歩きが楽チン 重量は約890グラム
私の場合は持ち歩くことが前提なので、大きさ&重さはとても重要。
直径25㎝。厚みは6.5㎝(縮めた時)。
普段よく使っているトートバック(約35㎝×約27㎝×約7㎝)に難なく入ります。
実際には、縮めた状態で輪ゴムで括って、ビニールに入れて、バックに入れています。こうしたほうが、収まりがいいです。(そのままポンと入れると動いて、若干、伸び気味になるので笑)
重量は約890グラム。
肩に掛けて持ち歩くことになりますが、個人的にはぜんぜん負担になりません。
「他にも荷物が色々とある、というなら話は別ですけどね」
運びやすさ
とっても運びやすいと思います。
私のいつものトートバックに入れるとこんな感じ。(写真左)
本体の周囲にベルト(?)が巻かれていて、それを伸ばすとこんな感じで肩から提げられるようにもなっています。※ベルトは長さを調節できるようです。(写真右)
軽いので、スツールになった状態を持って移動させるのも楽です。
見た目は、大きな赤いボタンという感じですね。
座り心地
座面は写真上↑をご覧いただけばと思います。
ゆとりがあるわけではないけど、小さすぎもせずの座面。感触はつるっとしています。
底面はこんな感じ。↓
平坦なところに置くのであれば安定しています。
滑ることも、ガタつくこともありません
実は、父より先に、膝を痛めた私がお世話になりました(^0^;)
ガーッと縮んだりしないだろうか?とこわごわと座りましたが(笑)、特に不安に感じるようなこともありませんでした。
操作が簡単なのもいい
スツールとして活用したい時
座面と底面にある2つ穴に指を入れてひねりながら伸ばしていきます。(冒頭の商品説明の写真をご参照ください)
好みの長さのところがきたら、ひねりを戻し安定させます。
安定するとカチッと音がします。
活用を終えて縮めたい時
座面と底面にある2つ穴に指を入れてひねりながら縮めていくだけ。
感想
私は腕の力がないので、ひねりながら伸ばす時に少々重く感じるかな?
父が座る場合、最大に伸ばしたところが、ちょうど良い高さ。
よって、最大に伸ばすまで引っ張り続けるのに多少の力が必要です。
注意点
※「ひねりながら」伸ばす、を忘れずに。ただ普通に引っ張るだけでは伸びません。
※伸ばし止める時に、カチッと止まったことを確認すること。(中途半端だと座った時に危険。)
気になる安全性は?
普通の方が座るぶんには、問題なさそうです。ただ・・・。
- 背もたれがないこと
- 座面はプラスチックなのでつるっとしていること
これらの点は、高齢&認知症の父が座る場合、アクシデントに繋がる可能性がなきにしもあらずかも。
なので、父が座る時には私がそばにいることが大前提です。
「滑って落ちてしまったりしたら元も子もないもんね」
父の感想
実は、街なかではまだ使用しないで済んでいます。
父が「大丈夫だ」と拒否るのです。
公衆の面前でこういったものを取り出し座ることに、プライドが許さないみたい。
ただ、あまり人目につかない場所であれば、素直に座ります(笑)。
そして「これは楽だ」と喜びます。
写真は、自宅玄関先で、共に外出する母の「出待ち」をしている様子です。
寄っかかることができるよう、壁の前に置いています。
(周囲に壁がない時は、少し前屈み気味になって座っています。)
ちなみに、座面の高さまでが地面から45センチ。(一番伸ばせるところ)
父の場合、苦労することなく立ち上がれます。この点はポイント高いと思います。
どこで購入したか?
私はニッセンの「バラエティ 楽市初夏号」という冊子内で紹介されていたのを見て購入しました。(ずいぶん前に我が家に届いた冊子です。)
WEBでも検索できました。
ちょっと調べてみたら、もう少し耐荷重が大きめなものもあるようです。
より安心ですね。ただし、そのぶん重量がアップするようです。
赤色以外もあるようですので色を選びたい、という方にはいいかもしれません。
どうやらアウトドアをする方には知られたスツールのようですね。
ちなみにアマゾンでの評価は5点中の4.3となかなかの高評価のようでした。
むすび
こちらのスツール、長時間座り続けたいという時には不向きかもしれません。
でも、ちょっと腰をかけたい、と言う時には最適だと思います。
軽くてコンパクトなので持ち運びすることが楽チン。保管に場所も取らない。
というわけで、ここ数ヶ月、父との外出の際にはいつも持参するようになりました。
実は、持参しても出番がない、ということも多いんです。
でも、私としては、いざというときにはこれがあると思うと、と気持ちがほんとうに楽になりました。
最近は、「イス」を持っていくからいつでも疲れたら座ってね、と言うと父も安心するようです。
このスツールにちょっと助けてもらえば再び元気に歩きだせる、という状況が、できるだけ長く続くといいな、と、今は願っています。
最後に・・・。
私は高齢の父にとって使えそうか否か?という視点だけでこちらのスツールを選びましたので、偏った感想になっているかもしれません。
その点、どうかご了承くださいませ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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