ぼんやりスズメの備忘録

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【高齢の両親と向き合う】ワクチン接種を終えた母と話して思ったこと

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ぼんやりスズメです。

 

先週、両親は2回目のワクチンを打ち終えました。

幸いなことに大きく体調をくずすことなく過ごしているようでまずはひと安心です。

 

でも、こんな症状は感じたそうです。

 

母の場合

  • 1回目の終了後→腕の痛みが1週間ほど続く。他は異変なし。
  • 2回目の終了後→帰宅後から軽い頭痛と気分の悪さ有。3日ほど続く。4日目あたりに息苦しさを感じるが2日ほどで収まる。

 父の場合

  • 1回目の終了後→腕の痛みを訴える。
  • 2回目の終了後→特になし。
  • ※ただし、何かの症状が出ていても気がついていない可能性有。

 

ワクチン接種を怖がっていた母は、事前に様々な情報を仕入れていたので、副反応に対してもそれなりの覚悟をしていたようです。

なので、今は、この程度で済んで良かった、安心した、と言っています。

 

今回は、ワクチン接種を終えるまでの母(と娘)が、どんなことに戸惑いを感じたのか。どのような心配をしていたのか。備忘を兼ねてまとめてみました。

さっそく先生の応対についての感想を話しだしました

恒例となっている、週に一度の両親との長電話の日が、接種終了後3日目でした。 

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まだ少し気分の悪さは続いていると言っていましたが、気になっていたことから解放されたからでしょう。母の声は軽やかでした。

軽やかだけど、文句を言ってます(^0^;)。

 

「1回目の時の先生はすごくいい先生だったけど、2回目の先生は、チャカチャカしてて、話をぜんぜん聞いてくれなかったよ」

 

「打たなきゃいけない人がたくさんだし。ひとりずつの話を聞いている余裕は、やっぱりないんだね。」

 

「1回目の時の先生は、私がまとめていった紙(※現在服用している薬などがすぐにわかるよう整理したもの)を見ながら何個か質問してくれてね。

だったら、大丈夫でしょう、と言ってくれて。

それで打ってくれたんだよ。すごく安心したよ。

でも2回目の時の先生は、そういう感じじゃなかった」

 

ちょっと恨み節が入ってます。

 

「あなたが送ってくれた解熱剤を持って行ったのよ。

それを先生に見せて、2回目は熱が出るみたいだ、って娘が送ってくれました。

もし今日熱が出たら、どういうタイミングで飲んだらいいんでしょう? って聞いてみたの」

 

熱が出はじめた段階で飲むのか。高熱で苦しくなったら飲むのか、そもそも、この解熱剤を使っていいのか? そこらへんを一応確認したかったそうです。

 

「先生は、なんて言ってた?」

 

「熱が出たらすぐ飲めばいいんじゃないんですか?って。

飲んでもいいかどうかは、かかりつけ医に聞いてください、だって。

ちょっと、なんだかねぇ。」

 

母は、2回目の接種会場にも、念のため、現在服用している薬をまとめた紙を持参していたようです。

でも、今回の先生は、その紙をちらっとしか見なかったそう。

そのことも母を不安にさせたようです。

 

その先生も、健康体の人に対してならばアドバイスをくださったのかもしれません。

でも、母のように、他にも薬を服用している人に対しては、慎重な対応にならざるを得なかったのだと思います。

 

あるいは、専門外の先生だったのかもしれませんしね。

 

ただ、母としては、1回目に接種してくださった先生の対応がとても優しかったので、ことさらに2回目に接種してくださった先生の対応が、なんだかなぁ・・と思ってしまったのでしょう。

 

うーむ。不安だった母の気持ちもわかる。

限られた時間の中で激務をこなさなければならない先生の立場もわかる。

娘の心配はもう一つ。母が体調を崩した場合のこと。

 2回目の接種後の方が体調不良になるケースがあるようだ、という情報が報道されていたので、妹と私はかなり心配をしていました。

 

接種後に、万が一父が体調不良になっても、母が体調を崩していなければ対応できると思います。

でも、その逆だったら、父は母の看病はできない。共倒れになる。

それはまずい。

もちろん、2人とも倒れるという可能性だってある。

それもまずい。

 

最悪、私たちがヘルプに入るまでの間をつなぐくらいの備えは必要であろう。

ということで、妹と相談し、事前に市販の解熱剤やら、冷えピタやら、インスタントのおかゆやスープなどを送っておきました。

色々家にあるから大丈夫よ。という母の言葉を無視して。

(正直にいえば、私達の不安を解消するために送ったようなものです。)

 

市販の解熱剤に関しては、一応、評判がよいものを送りました。

でも、「熱が出たときには、これを飲めばいいからね」としか伝えていませんでした。

 

実は、服用のタイミングを気にする母に「会場に持っていって、先生に確認するのが一番安全かもよ」と言ったのは私。

解熱剤を購入する際に、薬局の薬剤師さんにもう少しきちんと確認をして、それから送るべきでした・・・。 反省です。

かかりつけのクリニックでの接種は、叶いませんでした。

話はちょっとさかのぼります。

一回目のワクチン接種の予約をする際に、どの会場で接種したいのか母に聞いたところ、近所のかかりつけのクリニックでの接種を希望していました。

そこは、内科的な症状で不安なことが起きた時には訪れ、診ていただいているクリニック。インフルエンザの予防接種も毎年そこでお願いしています。

 

調べてみたところ、そのクリニックでは「かかりつけの人のみ接種可能」ということがわかりました。

良かった! コロナのワクチン接種もそこでお願いしよう。と母と話していました。

 

もちろん、予約が必要なので、確実にそこで接種できるというわけではないでしょうが、なにしろ「かかりつけの人のみ接種可能」です。

なんとなく、その時は、「もうこれで大丈夫」のような気になっていました。

その経緯は、ブログにも書かせていただいています。

 

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 しかし、その後の話がありまして。

 私と会場についての話をした後、母はクリニックに確認をしてみたそうです。

すると、そのクリニックの場合、「かかりつけの人」というのは、「1ヶ月に1回程度は来院している方」を想定しています、と言われたそうです。

母は、そこまでの頻度では通っていません。何かあった時に訪れている程度です。

つまり、母としては「かかりつけの人」のつもりでいたけど、そうではなかったということ。

 

え???  かかりつけって、病院側からの認定がいるの??と、ちょっとびっくりしました。

でもそれは私の早とちり。

母の話を総合してみると、こういうことのようでした。

 

クリニックに配分されるワクチン数は決まっている。

その数はとても少ない。

なのでそのクリニックを利用している方全員に対して、接種できますとは言えない。

そこで「かかりつけの人=1ヶ月に1回程度は来院している方」という目安を設定した。

ということのようです。(※あくまでもそのクリニックの場合です。そして5月中旬・1回目の接種予約時での話です。)

結局、両親はどこで接種をすることになったか?

2回とも、集団接種会場で接種することになりました。電車で数駅のところです。

ちなみに、例のクリニックはもちろん、自宅近辺で「かかりつけの人のみ」という条件を掲げていない医院やクリニックを探して予約申込みをしようとしましたが、そうしたところはすぐに埋まってしまい、とれませんでした。(※予約申込みは私がやりました)

 

集団会場での予約はとりやすかったです。

両親の場合は、腰が悪い母が、認知症の父を連れての移動ということになるので、接種会場はなるべく自宅周辺に、と希望していました。

でも、もしも場所や日時に強い希望がないようならば、予約はちゃんと取れるものなんだな、と思いました。

そもそも「かかりつけ医」の定義って? 実はよくわかっていませんでした。

そんなこんながありまして、そもそも「かかりつけ医」ってなんだっけ?と気になって調べてみました。

日本医師会のHPに掲載されていた「かかりつけ医ってなあに?」というチラシです。

https://www.med.or.jp/people/kakari/kakari_leaflet.pdf

これを読むと、「この病院、近所だし、何度か行ったこともあるからかかりつけ医院にしよう」と、勝手に(笑)思っていてもいいみたいです。

 

ということは、母が「ここが私のかかりつけのクリニック」と思っていたことじたいは、別に間違いではなかったのですね。

やはり、「かかりつけの人=1ヶ月に1回程度は来院している方」は、ワクチン接種の時限定での「定義」だったのでしょう。安心しました。

娘として思ったこと

母は、実のところワクチン接種がしたくなかったそうです。でも、色々なことを考えた結果、やることに決めたそう。

 

だから、たくさんの疑問や不安が湧いてきてしまい、本職のお医者様に色々と伺いたい。でも、ご迷惑だろう。

そんな悶々とした気持ちを収めたのが、1回目に接種してくださった先生の対応だったようです。

 

この大変な中、接種してくださる医療関係者の方に同じような対応を望めるわけないと思います。母は「なんだかなぁ」と言ってましたが、むしろ、2回目に接種してくださった先生の対応が、標準的なんじゃないかと思います。

 

そんな中で、気持ちを落ち着かせてくださった先生に接種してもらえたことは、とてもありがたかったと思いました。

 

それから、コロナ禍になり、頻繁に「かかりつけ医」という言葉がでてくるようになりましたが、なんとなく曖昧なままでとらえていた自分に気がつきました。

 

基本的には、自分自身が「ここをかかりつけにしよう」と決めていいもののようですが、今回のワクチン接種時に関しては、医院やクリニックによって、イレギュラーなとらえ方をしている可能性もあります。

自分のかかりつけの医院に、「かかりつけの人のみ接種可能」の文字があっても、念のため確認した方がいいかもしれませんね。

 

長々と失礼しました。

これから接種を考えている方の、何かの参考になれば幸いです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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